麒麟山・角神温泉 朝ごはん 麒麟山の麓で育まれた夏の畑の恵とこだわりの味噌の融合 しそ南蛮みそ

しそ南蛮みそ

「夏」には夏の麒麟山・角神の味わいを

「お陰様で、今まで何度か提供していた『みがき鰊の麹漬け』はお越し頂いたお客様から大変好評で、お土産としても多くお求めいただいています。麹漬けそのものは通年ご用意出来るものなので、今回も継続して提供することは容易なのですが、出来ることならば、夏にしか食べられない夏の味わいを提供したいということで、今回のメニュー検討に入りました」。もちろんテーマは「夏のきりん山の味わいとは?」です。地域のプロジェクトリーダーである佐伯さんは、早速"ある人"に相談を持ち込みました。

郷土食の達人の強い想い入れがある夏のメニュー

佐伯さんが相談を持ちかけたのは、過去のメニューで大好評だった「みがき鰊の麹漬け」をつくっている「宮川麹や」のご主人。いつも一生懸命きりん山温泉の盛り上げに尽力する佐伯さんたち若手のことを、ご主人はちゃんと知っています。だからこそ、今回の相談も快諾してくれました。そこでご主人が発したのは、「やっぱり夏は旬のしそがいいのでは?」ということでした。昨年夏のメニュー「しそ南蛮味噌」は好評で、宮川麹やさんでも期間限定で商品化されています。しかもこの商品には強い思い入れがあるのです。三年前の夏にあった、新潟・福島豪雨は、きりん山温泉とご主人の手塩にかけた畑にも被害を及ぼしました。結果、そこで収穫される食材を使った夏の時期に店頭を賑わす人気商品が販売できない状況に。そのリベンジとして夏メニュー化されたのが「しそ南蛮味噌」だったのです。 佐伯さんもご主人の気持ちに応え、夏の人気商品である「しそ南蛮味噌」をこの夏も朝ごはんメニューとして決定しました。大正時代から続く「宮川麹や」のモットーは、「嘘をつかず、清潔に、丁寧につくる」こと。そしてそこから生まれる、味わいを左右するしその葉は新芽しか使わず、味噌も良質の水と原料を贅沢に使い、一年半の時間と愛情をそそいで造った無添加の自家製。かぐら南蛮も地元で収穫された確かな品質のものを使用します。爽やかでピリッと辛くそれでいてまろやかな風味の「しそ南蛮味噌」、美味しくない訳がありません。

絶対的な信頼から生まれる完全手作りの味

ここまで話しを聞いていると、早く味見をしてみたくなるのが心情というもの。しかし無添加かつ完全手作りの『しそ南蛮味噌』は、畑の恵みが成長するのを待つしかありません。これには佐伯さんも不安なのでは?「そんなことはありません。宮川さんには絶対的な信頼を置いていますので、必ず美味しいものを作ってくれるはずです」。麒麟山麓で育まれた夏の香りと味わいをぜひ堪能しください。

麒麟山・角神温泉・朝ごはん「しそ南蛮みそ」が召し上がれる宿