五頭温泉郷/朝ごはん 南蛮味噌のしそ巻

南蛮味噌のしそ巻

五頭山麓の湯治場の趣残す静かな温泉地

五頭温泉郷の朝ごはんプロジェクト、春のプロジェクトでは春の息吹が漂う「ふき味噌」を提供。各宿で丁寧につくられた一品は見栄えこそ派手ではありませんでしたが、口に含めばじんわりと広がる春の苦みと旨味がお客様に大好評だったとか。今回のメニューづくりについては「他の地域のメニューも気になりますし、見た目も華やかな方が良いのかなと思うときもありましたが、改めて地元の郷土食に注目しつつ、検討を行いました」と、永松さん。県内最古、1200年の歴史がある温泉を有する五頭温泉郷ならではの、奇をてらわない田舎の一品に期待しましょう。

地元では当たり前の一品が、お客様には新鮮な逸品に

メニューの検討会議には、旅館組合職員と参加旅館の代表者が参加。候補となる試食品をいくつも用意し、歴史のある五頭温泉郷に求められているものを整理しながら、検討を重ねていったそうです。「シソの実の醤油漬けや、ニンニクの芽を使ったものなど、いずれも五頭では馴染み深いものでしたが、食材の収穫時期や調理方法で不確定な部分もあり、決定には至りませんでした。その後、新たな候補を出しながら検討を進めていった結果、あるレシピがあまり他に無いものだということがわかったのです。これには昔からその一品を普通に食べていた地元の私たちもビックリしまして、これなら地元色も出るし、お客様には新鮮に感じて頂けることだろうと全会一致で決定しました」。

五頭の夏野菜に手間をかけて出来上がった奥深い美味しさ

「南蛮味噌のしそ巻き」。これが夏の五頭温泉郷、朝ごはんの一品です。いかがでしょうか?の名前からなんとなく色合いや味わいなどが推測できそうなのですが、実は陰に隠れたレシピと美味しさが随所に散りばめられているのです。まず味噌の部分。自家製の味噌を提供する宿もあるというほどのこだわりの味噌に文字通りかぐら南蛮を混ぜるのですが、ここでひと手間。「フライパンなどで軽く焦げ目が付くまで焼きます。生のシソの葉の香りとはひと味違う香ばしさと食感をハッキリと感じられると思います」。名前だけでは想像しきれない奥深い逸品の完成です!
シソの香りとかぐら南蛮の辛みが織りなすこの郷土料理は、春の「ふき味噌」同様、永きに渡り伝えられてきた家庭の味。歴史ある温泉の風情にも負けない奥ゆかしさを持ち合わせています。日頃から食べている人でも箸が止まらないほどの自信作、とくとご賞味あれ。

五頭温泉郷・朝ごはん「南蛮味噌のしそ巻」が召し上がれる宿

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