寺泊海岸温泉/朝ごはん 糠いわしのおろし和え

糠いわしのおろし和え

冬の日本海の荒波が教えてくれる

寺泊海岸温泉のある寺泊は、長岡市内の海岸線沿いに位置する温泉地です。新潟市内からも車で1時間以内の好立地ということもあり、週末は県内のお客様が訪れることもしばしば。一方は海で一方は山の岩肌を眺めつつ、長い年月をかけて日本海の荒波が削った岩をくぐるように走る国道402号線の越後七浦シーサイドラインは、県内屈指のドライブコースとしても知られています。暖かい季節のこの海岸線は文句なしの素晴らしさですが、冬の季節に走るのもまた一興。岩肌を容赦なく打ち付ける日本海の荒波は、新潟の冬の厳しさと風情を感じさせてくれます。

地域の伝統保存食を発掘&発展!

寺泊海岸温泉の冬の朝ごはんは、「糠いわしのおろし和え」。女将さんがこの地に嫁いできた頃、おばあちゃんが冬になると作っていたという「糠いわし」を現代風にアレンジしたものです。「糠いわし」は、海沿いのこの地域で作られていた冬の伝統保存食。しかし、近年では作る家庭も減少。今ではなかなかお目にかかれないほどになってしまったのだとか。というのもこの「糠いわし」、なかなかクセのある個性的な風味なのです。そこで、若い人にも食べやすいようにと試行錯誤。そのまま焼いて食べるという昔のシンプルな食べ方にひと工夫を施します。まず糠いわしの両面を焼き、そこに大根おろしを加えて煮ること2~3分。タカノツメと味噌を加えます。大根が糠いわしの個性的な風味を和らげ、タカノツメと味噌が味わいに刺激と深みをプラス。さらに大葉を巻いていただけば、豊かな香りの共演が楽しめる、「糠いわし」現代向けアレンジの完成です。

海沿いならではの冬を楽しもう!

かつて地域の家庭に根付いていた伝統保存食が、食文化の変化や地域の若者の流出、核家族化などさまざまな原因により、今ではその味が途絶えてしまったというものはきっと数多くあると思います。それを掘り起し、その時代に合ったほんの少しのアレンジを施すことで、また地域の食文化がよみがえり、未来へと受け継がれていけたなら、それはその地域の個性であり財産です。寺泊のおばあちゃんたちがそのまたお母さんやおばあちゃんから受け継いできた味――大切にしていきたいものです。そんな冬の寺泊は、魚介類を扱う店舗がずらりと軒を連ねる「魚の市場通り」や、海の上の水族館「寺泊水族博物館」といった、海沿いならではの観光スポットが点在。夏とはひと味違う、海岸線の冬をお楽しみください。

寺泊海岸温泉・朝ごはん「糠いわしのおろし和え」が召し上がれる宿

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