にいがた朝ごはん

自然の香りと懐かしさを偲ばせる味わいを堪能 ふきみそ

7つの温泉地をまとめる理事会でみんなが選んだ逸品

うららかな春を待ちわびる、全員一致の春の味覚

朝ごはんメニューの検討会議は、赤倉温泉、新赤倉温泉、池の平温泉、妙高温泉、杉野沢温泉、関温泉、燕温泉の7つの温泉地からなる妙高高原温泉旅館組合連合会の理事会で行われます。ひとつの温泉地ではなく妙高高原連合での会議は、毎回いろいろな意見が飛び交い議論が交わされます。ですが「妙高の春の訪れを待ちわびる地元のスタッフにおいて、春の逸品は共通の意見でした」。新潟屈指の広大な温泉地での朝ごはんプロジェクトをまとめる岡田さんは、春を待ちわびるスタッフの気持ちが、ある食材に託されていると感じたそうです。それは春の象徴「ふきのとう」。春の妙高では外すことの出来ない旬の食材です。

豪雪地帯の深い雪の間から芽吹く、力強い生命力

深く冷たい雪に耐え、春の味をもたらす妙高のふきのとう

地元の人は、妙高で採れるふきのとうの品質には絶対の自信を持っています。「妙高のふきのとうには、霊峰、妙高山周辺の標高の高さと汚れ無き水、土、空気を命の源として、切ないくらいに積もる雪の間から芽吹く力強さが凝縮されているのです。アクの少なさや、ほど良いほろ苦さも特徴かもしれません」と語るのは、地元の郷土料理を生産、広げる活動に尽力する佐野さんです。また、豊かな自然だからこそ出来る収穫の仕方もあるのだとか。「山の麓から徐々に顔を出す数多くのふきのとうを、その形や大きさから厳選して収穫出来るのは贅沢なことですね。厳選しても毎年豊富に収穫できるふきのとう。霊峰には感謝しています」。自然との共存・共生を目指す妙高だからこその、春の恵みと人との関係がそこにはあるのです。

ふきみそのほろ苦さが、妙高に春を運んできます

自家製食材の香りや味わいを活かした自然な味わいが魅力

妙高、春一番のオススメ食材を生かす料理は「ふきみそ」です。今回は各宿自家製の「ふきみそ」の他、宿によっては地元の食に関するご意見番の佐野さんが手がける「ふきみそ」が、真っ白なごはんの隣で春の彩りを添えます。「新鮮なふきのとうの魅力を引き出すには、みそも自家製でつくったものを使用するか、宿によっては信頼される地元の太田醸造さんの味噌を使ったりします。どちらの味噌を使ったとしても共通なのは、食材毎の香りや味わいを活かしつつ、自然な味わいをつくりだすこと。もちろん他の調味料にしても、化学調味料が無添加であることは言うまでもありません」。佐野さんの力強いその言葉には、妙高自慢の郷土料理と唱う以上、ごまかしはしないという清々しい姿勢が感じられます。「山菜本来の個性的な味わいを知っている方々は、そんな拘りをわかっていただけているようで、良きリピーターになっていますよ」。全会一致で決まった春の旬を活かした郷土料理の「ふきみそ」。口に含めばしっかりとしたふきのとうのほろ苦さと上質な地元味噌のコクが広がり、心地よい余韻が残ります。

活力の源である「朝ごはん」で春のシーズンをおもてなし

自然の香りと懐かしさを偲ばせる味わいを堪能 ふきみそ

スポーツやレジャーで新緑の妙高高原を満喫

郷土色を生かし、なによりごはんに合う美味しいものを今後の朝ごはんプロジェクトでも提供していきたいと岡田さんは抱負を話してくれました。「妙高は高原野菜をはじめ、食材には絶対の自信を持っています。その食材に親しんでいただき、妙高そのものにも興味を持って接していただきたいですね。春の妙高はスポーツ、レジャーにもピッタリな『さわやかな妙高』。朝ごはんをエネルギーに出かけるも良し。存分に妙高を楽しんだ後に、思い出の締め括りとして朝ごはんをいただくも良しです。妙高ならではの健康の源をおもてなし出来るよう、7つの温泉地が一丸となって、今後も頑張ります!」

妙高高原温泉郷朝ごはん 対象旅館