にいがた朝ごはん

松之山で「にいがた朝ごはん」の極意にふれる フキなどを使った「山菜朝まんま」

パイオニアが提唱する、一年を彩るおいしい「朝まんま」

松之山の躍動が県内の温泉地を奮起させた

今や新潟県全域の温泉地で展開されるまでとなった「朝ごはんプロジェクト」の、前身となるモデルケースを生み出したのが松之山温泉です。当初地元8軒の旅館が顔を揃え、まず地元の良さを再認識する会議をスタート。その後、指南役の先生を迎え、地元農業生産者や商工会等とともに活動も活発化しました。その具体的なプロジェクトとして生まれたのが「まんまの朝まんま」。地元旅館の朝ごはんを一層美味しく提供することが、松之山の良さを知ってもらい、リピーターの創出につながるとして一歩を踏み出しました。その活動は瞬く間に県内関係者に伝わり、大いに評価され、現在の「朝ごはんプロジェクト」へと発展したのです。

昔から受け継がれる「身土不二」の精神

大自然の豊かな旬の食材で松之山を伝えたい

美味しい朝ごはんを提供するにあたって、大自然に囲まれた松之山ではその食材は事欠きません。美しい棚田の風景が魅力の棚田米のおいしさはもちろんのこと、四季折々の旬の食材は豊富です。そこに明治時代から提唱されてきた「身土不二(その土地のものをその土地の旬の時期に食すことが身体には良い)」の精神を注ぎ込むことで、松之山らしい朝ごはんが完成するのです。しかし、各宿が好き勝手な献立づくりをしては、せっかくの松之山らしさを対外的に強くアピールすることは出来ません。共通のテーマを守った献立づくりというルールを定め徹底しました。この春の一品は『山菜朝まんま』の出番です。

昔ながらの手作りの味、松之山の「まんまの味」

美味しい食材をより美味しくする魔法の逸品

今回の一品料理、「山菜朝まんま」を紹介しましょう。地元で採れた山菜に、地域の人々が手作りする昔ながらの製法の発酵食や調味料をからめて、香ばしく焼き上げる料理のベースは、蕗と「まんまの味(み)」。味噌、醤油の実、酒粕、塩の子の四つの発酵食を合わせたオリジナル味噌「まんまの味(み)」は、地元の土産としても販売されており、生産が間に合わないほどの人気で幻の逸品となっています。「同じレシピなので、同じような味わいになるのかと思ったらそれは杞憂でした。山菜の種類や「まんまの味(み)」の配合量、そして決め手となる焼き加減によって、その宿ならではの味わい深い一品となっていますよ」と島田さんは手応えを感じています。

「正直なものづくり」こそが美味しいものをつくる秘訣

松之山で「にいがた朝ごはん」の極意にふれる フキなどを使った「山菜朝まんま」

常に松之山を見つめ、新しい魅力づくりにも努めます

「松之山では特別なことをせず、正直にものづくりをしていけば必ず美味しいものが出来る」と、「まんまの味(み)」のベース発酵食品をつくる山鳩グループの方は胸を張っていいます。そんな風土に恵まれた松之山で生まれた「朝ごはんプロジェクト」のルーツ。すでに春はフキなどを使った「山菜朝まんま」、夏は夏野菜を活用した「やたら朝まんま」、秋はきのこで「きのこ朝まんま」そして冬は自然薯を使って「とろろ朝まんま」という具合に一年を通しての一品料理も確立されています。島田さんは、最後に力強く今後の豊富を語ってくれました。「お客様が松之山の自然で心癒され、自然の恵みと地域の人々の産物で身体に力がみなぎるようになっていただければ幸いです。またそう出来るように、新しい魅力づくりも含めて一生懸命努めて参ります」。

松之山温泉朝ごはん 対象旅館