にいがた朝ごはん

女将と地元豆腐職人が生み出した絶品豆腐に舌鼓 おなかに優しい温泉粥と自家製おぼろ豆腐

自然の力が自慢の朝ごはんを手助け

しょっぱい源泉と地元コシヒカリでつくる好評の粥

豊かな山々の緑と守門川の流れに抱かれる越後長野温泉の朝ごはんは、かねてから塩分を多く含む温泉を利用した朝粥が名物の一品。地元の下田郷、平野部、江口の五十嵐米と、山間部、葎谷の天水米のコシヒカリブレンドに天然の塩分が醸す、昆布茶のような独特の味わいは、永らく多くのお客様を魅了してきました。朝ごはんプロジェクトへの参加は、「伝統を守りつつ、新しい味覚が提供出来るきっかけになれば」と大竹さん。「まだ農産物や山菜が採れない時期というハンデがありますが、それはどこも同じ。良い機会ですので、後々定番となれるような一品が生まれるよう、私、女将、そして良き相談者とともに検討を重ねました」。

自らの経験をお客様にも感じていただきたい

信頼の豆腐職人が美味しさと健康のレシピを提案

今回のメニューづくりで大竹さんと女将が相談したのは、こだわりの豆腐づくりとその人柄で、地元で絶大な信頼を得ている佐久間食品の佐久間社長。「お客様の健康維持に貢献できる喜びが、今の豆腐づくりの根幹になっています。父と、決して健康ではなかった母が、豆腐や豆乳を届ける姿は今も焼き付いています。また、母自身も毎日豆乳を飲み続けることで体調が良くなったことからも、うちは素晴らしい食品を広める仕事をしているのだと感じましたね。現在は両親の崇高な意志を引き継ぎ、栄養や機能を高め、それでいて美味しい豆乳、豆腐、油揚げやそれらを素材とした食品の開発に取り組んでいます」。心強い相談相手の佐久間社長と伝統をつくる立場の大竹さんと女将は、しばらくして越後長野温泉の朝ごはんのお供のメインとして「自家製おぼろ豆腐」を決定。しかし、そこからお客様に提供できるまでのレシピを生み出すまでは、苦難の連続だったといいます。

鮮度と腕の良さが決め手の自家製料理

女将と豆腐職人の苦労が結実した滋味深きおぼろ豆腐

及第点の料理をつくるには、気の利いたレシピのひとつもあればなんとかなります。しかし、美味しさや風味、機能性を追求すればするほど、時間、経験、忍耐そして勘が必要になってきます。「生きている良質な大豆に正直に向き合い、活性化させて旨味を引き出すのが私たちの役目」という佐久間食品でつくられる豆乳は、まさに職人技術のカタマリといっても過言ではないもの。その新鮮な素材をおぼろ豆腐にするのは大竹さんと女将、そして板前さん達です。「味わい、色、そして質感など、特に女将は拘っていました。にがりの割合に熱の加え方など試行錯誤の連続で、試作を重ねては『まだまだ』と、仕事終わりの佐久間社長さんと検討していました」。二人の気迫にあっけにとられる感じだったと大竹さん。「つくるからには最善のもの。それがお客様の健康と喜びにつながり、提供した私たちの喜びになるという信念がそうさせたのだと思いますね」。

10品の自家製朝ごはんが食卓を飾ります

女将と地元豆腐職人が生み出した絶品豆腐に舌鼓 おなかに優しい温泉粥と自家製おぼろ豆腐

それぞれに思い入れのあるメニューを楽しんでください

苦労した甲斐があり、とうとう納得のおぼろ豆腐が完成しました。毎日出来たてがお客様に提供されます。「普段なかなかお目にかかれない香りの良さ、コクのある深い味わいのおぼろ豆腐を、旨さを引き立てるあんかけ醤油でお楽しみください。このほか、好評の朝粥を含め10品の自家製料理で朝をおもてなしいたします」。お越しいただくお客様の喜びと健康を祈念した春の朝ごはんですが、すでに大竹さんは次の季節に向けて新たな準備を開始しているといいます。四季の自然の彩りとともに、四季の美味しい朝ごはんを期待して、越後長野温泉を訪れてみてはいかがでしょうか。

越後長野温泉朝ごはん 対象旅館