にいがた朝ごはん

六日町の雪を感じる装いの郷土料理 雪あねさの鰊麹漬け

冬の六日町にふさわしいごはんのお供を発掘したい

聞き取りと文献調査で行き着いた郷土食

南魚沼きりざい、あねさのえのき美人と、六日町の歴史的背景が垣間みれ、温かい人情で育まれてきたふるさとの味を朝ごはんに提供してきた六日町温泉。プロジェクトスタッフは今回、「出来れば冬場にピッタリな郷土食をご紹介したいですから」と、地元の人への聞き取りと文献の調査からスタートしました。冬の六日町は歴史有る雪祭り(南魚沼市雪祭り)も2月に開催されることから、冬の似合う町としても知られています。過去のメニューが好評だっただけにプレッシャーもあったようですが、精力的な活動の甲斐もあり、雪の六日町に相応しいメニューを発掘することが出来ました。

熱意のプレゼンテーションで満場一致のメニュー決定

頼もしい女子力も交えて『六日町ならでは』も検討

六日町温泉旅館組合、雪あねさの会(女将会)、南魚沼女子力観光プロモーションチームで構成されたメニュー検討会にて朝ごはんプロジェクトスタッフが発表したメニューは『鰊の麹漬け』。昔から、降雪により閉ざされた世界となる六日町に住む人々の貴重なタンパク源として、豊富に出回っていた鰊を活用してつくられた保存食です。お越しいただくお客様に、六日町の冬の食文化に触れてもらいたいという気持ちは検討会に参加したメンバー全員にも伝わり、満場一致で決定しました。「嬉しかったのは、その一品を『六日町ならでは』のものにしようという気運が生まれたことですね」。確かに鰊の麹漬けといえば、いわゆる冬の田舎ではよくある一品です。それをいかにオリジナリティ溢れるものに昇華させるか。実は、ヒントはとても近くに存在していたのです。

酒どころだから出来る贅沢な麹漬けを

三つの酒蔵とのコラボで月替わりの麹を使用

綺麗な水、肥沃な土、温かい人が育くむ米の産地はまた、越後淡麗で知られる優れた日本酒の産地でもあり、八海醸造、高千代酒造、青木酒造の酒蔵を擁しています。「当たり前ですが良い麹は酒蔵にあります。それならば地元が誇る三大酒蔵のご協力をいただき、良質な麹で鰊漬けをつくろうというアイディアが出されたのです」。旅館だけでなく、食材の生産者、加工業者、そして地元の人々を活気づけたいという朝ごはんプロジェクトの理念に突き動かされた三大酒蔵もすぐさま賛同。かくして宿と酒蔵の協業による朝ごはんのお供づくりが始まります。更に、麹供給の段取りにもひと工夫が。「月替わりで三つの酒蔵から順次麹を供給していただきます。酒蔵毎の麹の特徴が麹漬けの味わいに出るかと言えば非常に難しいですが、何かしらの片鱗は感じていただけるかもしれませんし、他の地域では行なっていない初の試みですので、私たちも大変楽しみにしています」。また、女将たちが酒蔵に出向き、麹づくりから行なう予定も立てられているそうです。麹づくりから麹漬けづくりまで、女将の厳しい目が行き届いた朝ごはんの一品は、おいしくてありがたい、おふくろの味が醸し出されることでしょう。「器の中で鰊と一緒に、そこここに映る麹の白さと粒は、六日町の冬と雪を表現しています」と、まとめ役の宇津木さん。冬の六日町ならではの鰊の麹漬け、完成です!

懐かしいけど新しい、魅力あふれる六日町

六日町の雪を感じる装いの郷土料理 雪あねさの鰊麹漬け

官民一体となった観光プロモーションが続々

懐かしさの中にも現代に通用するおいしさと、それを生み出す地域の連携がジワジワと浸透してきている朝ごはんプロジェクトをはじめ、六日町では官民一体となった観光プロモーションが活発に行なわれています。「雪あねさの会、南魚沼きりざいDE 愛隊、南魚沼女子力観光プロモーションチーム、新しいところではビジョタビ(南魚沼市美少女観光パンフレットの発行)等、それぞれは一つの小さな点ですが、朝ごはんメニュー検討にもあるとおり、つながることでもっと楽しく大きなアイディアが出てくることは間違いありません。懐かしくも新しい魅力を地域のみんなでつくり出していきますのでご期待ください!」。地域連携の活性化が順調に進むだけに、観光プロモーションに携わるスタッフのハートもますますアツくなってきましたよ。

六日町温泉朝ごはん 対象旅館