にいがた朝ごはん

いつまでも変わらぬ素朴さがとても嬉しい いも味噌

「ありのまま」の素朴さを伝えよう

飾らず、気取らず。ココロにしみる冬の醍醐味を

プロジェクトに参加する旅館の代表者約10 名が揃った冬のメニュー検討会では、五頭温泉郷ならではのもてなしとは何かという、魅力の再認識から始まったと話す永松さん。「普通過ぎるメニューで継続しているので、新鮮味が無いのではないかという声も聞かれました。しかし、普通過ぎると思っているのは私たちだけではないか、今までもてなしてきたメニューもお客様に喜んでいただいている実績も有る。これからも自信を持ってありのままの素朴な味わいを伝えようという意見で最後はまとまりました」。嬉しい話しです。旅をする者からすれば、見せかけのわざとらしいもてなしよりも、その地の歴史や食文化に少しでも触れたいものですから。

環境に配慮した「エコ温泉計画」できれいなふるさとづくり

次世代に残したい田舎の原風景のために

飾らない素朴さに、いつも心が洗われる五頭温泉郷は、他の温泉地に先駆けて、環境に配慮した取り組みを草の根的に行なっています。その柱となる「エコ温泉計画」では、田んぼへの一斉空中防除の中止、無添加石けんの使用促進、そして割り箸の削減等、他にも草の根的な活動を地道に行なっています。「数値としてはすぐに出てこないかもしれませんが、活動を継続することで農産物は健康体で美味しく、子供達が走り廻って自然と触れあう光景がいつもある、みんなのふるさとにしていきたいのです」。控えめに永松さんは話しますが、この活動と五頭山系のきれいな伏流水のおかげで、地元で収穫される農産物の評価は大変高いものに。事実、地元の農産物直売所は休みの日ともなると大賑わいなのです。

ホッと一息出来る、和める朝ごはん

特別でないところがかえって嬉しいと評判の一品

自然の恵みと地元の人々の慈愛によってすくすくと育まれた農産物の中から、今回は里芋を使った『いも味噌』でいこうと満場一致で決定。そこには「普通過ぎるのでは?」という一切の曇りもありません。誇りをもってもてなしたい自信に満ち溢れています。「お隣の特産地と肩を並べる旨味をもった地元産の里芋を茹で、自家製味噌、卵、砂糖等でつくったあんかけ風のタレを和えて馴染ませる、いわゆる煮っころがしに似たものです。ポイントとしては柚子や木の芽を加えてのアクセント。さわやかな香りと里芋のねっとり感、タレの心地良い甘さが組み合わさって、ご飯が進むこと間違いないですよ!」。いつもと同じく各宿、各家庭で受け継がれた伝統の味わい。「なじむ」という言葉がピッタリの、やめられなくなるお供です。

温泉に、食に、白鳥に

いつまでも変わらぬ素朴さがとても嬉しい いも味噌

冬だから楽しめる五頭温泉郷があります

カラダに優しい温泉と食に触れたあとは、農産物直売所へ・・・というのも良いですが、五頭温泉郷近隣では、冬ならではのイベントが繰り広げられていますので是非足を向けたいものです。そう、地元の瓢湖に飛来する白鳥の見学です。県内屈指、毎年約6000 羽が飛来する瓢湖の白鳥は地元の誇り。五頭温泉郷でも白鳥見学ツアーが組まれ、毎年大勢のお客様が参加します。時間に余裕があるのであれば、シーズン中、一日三回の給餌時間に合わせて訪れてみましょう。迫力のある、餌をついばむ姿や羽ばたきに出逢えることだと思います。「白鳥が安心して飛来してくれる場所は、きれいな自然が残っているということ。人間だけでなく、白鳥にも喜ばれるふるさとをこれからも守り続けていきますよ」。きれいなふるさとが守られるということは、おいしい食事も期待出来るということ。期待してます、五頭温泉郷のみなさん!

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