にいがた朝ごはん

作付面積日本一の地元ブランド野菜 長岡野菜の王様「蒸かしナス」

長岡の奥座敷として心安らぐおもてなしを

いつも和やかに会議は進みます「よももの会」

和気あいあいと、時には楽しそうな笑い声まで聞こえてくる開発会議をしているのは、蓬平温泉女将の会、通称「よももの会」のメンバー。
「よもも」とは? 地名の「よもぎひら」と、「花の郷蓬平」を目指し、近年梅の木等の植樹活動を行っていることから「もも」の二つの言葉を合わせた造語だそうです。「私達みたいに可愛い名前でしょ」と女将は笑いながら教えてくれました。そんな明るく楽しい女将達が今回コンセプトに決めたのは「地元ブランドの長岡野菜にこだわる」です。「地元の野菜の素朴さと美味しさ、新鮮さをこの機会により多くのお客様に味わってもらいたいんです」と満面の笑顔で語るのはメンバーの金内さん。「これってまさに地産池消でしょ?」とすかさず他のメンバーからも声が上がります。こんな感じで和やかでスムーズに進む会議。コンセプトは決まりました。じゃあ、次はいよいよメニューを決めましょう。

美味しいものは美味しいうちに。鮮度が「いのち」の長岡のナス

長岡の夏と言えば「ナス」というくらい身近な食材

「長岡のナスの作付面積は何と日本一。それなのに出荷量は極端に少ないんですよ」。と言うことは…そう。地元長岡でのナスの消費がすごく多い「日本一のナス王国」なんです。ナスの種類も二十種類以上あり、古くから残っている品種も多いんです。農家ではとにかく収穫時期になると一気にたくさんの実が生り、すぐに大きくなるので毎日見てあげないと食べ時を逃してしまいます。愛情込めて毎日面倒を見てあげなければならない野菜なんです。家庭でも庭先で育て、食べたい時に収穫します。それだけナスは鮮度が一番なんです。「そんな野菜だからこそ、せっかく長岡を訪れたなら是非食べてもらいたいじゃないですか」。女将がそう思うのもうなずけます。食材は全員一致でナスに決まりました。

長岡の夏の代表的な郷土料理

さすがナスの王国、そのレシピは数え切れない程たくさん

それぞれに家庭の味や食べ方がある夏の食卓の定番、ナス。中でも長岡の夏のナス料理のイチバンは「蒸かしナス」です。夏に冷やした焼きナスを食べるのは一般的ですが、ナスを蒸かして食べるところはあまりなく、「蒸かしナス」自体が珍しい料理です。今回のメニューは、この「蒸かしナス」に決めました。長岡のナスでつくる「蒸かしナス」は適度な歯ごたえがありその食感はやみつきになるほど。新鮮な野菜だからこそ感じてもらえる風味も抜群です。シンプルな食べ方は生姜醤油。蒸かしナスとの相性も抜群で、ナスの甘味をより引き立てます。今回は生姜醤油の他にもお客様に楽しんでいただけるよう、宿ごとのオリジナルな食べ方で見た目も涼やかな夏ならではの「蒸かしナス」を用意しました。

一番のおもてなしは豊かな自然

訪れる人みんなに愛される「よもぎひら」でありたい

昔から越後長岡の奥座敷としてみんなから愛されてきた「よもぎひら温泉」。豊かな自然と渓流に抱かれた山あいに湧く静かな温泉地で、夏は新緑が美しく、ホタル観賞も楽しめます。見事な景観がそれだけで「おもてなし」な蓬平。だからこそ、それに負けない女将たちのこまやかな心遣いが、毎朝テーブルに飾られる一輪の花に感じられます。「一期一会」という言葉があります。「一生に一度の出逢いかもしれないからこそ、訪れる人みんなの心に満足と感動の余韻を残したい」。そんな女将たちの想いが、細やかな気配りの「心安らぐおもてなし」となっているのでしょう。

自慢の海の幸で皆様のお越しをお待ちしております