にいがた朝ごはん

門外不出、幻の夏の郷土料理が食卓に彩りと刺激を飾る 妙高・新鮮夏野菜のふりかけ「やたら」

七つの温泉地の代表が意見をぶつける検討会議

様々な角度から夏のメニューを検証しました

朝ごはんプロジェクト参加エリアの中で、最も対象旅館が多い妙高高原温泉郷は、毎回メニューづくりにひと苦労。 今回も参加旅館の他、地元生産者、妙高市観光商工課、妙高市農林課の方々を迎え、夏の朝ごはんについて多くの意見が交わされたのだとか。「いろんな立場の方が参加されるということは、それだけこのキャンペーンを大切に活かしていこうという気持ちの表れでもあるので、とても心強いですね。 また、いろんな角度からの検証と検討が行えるので、非常に有意義な会議だと思います」と、メニューの取りまとめ役の岡田さん。いつもご苦労様です。

妙高自慢の夏野菜の美味しさを伝えたい

二つのキーワードをまとめて具現化する郷土料理

大所帯の会議で出てきた意見をまとめたところ、今回は「夏の妙高の伝統料理にこだわる」こと。用いる食材は「妙高自慢の夏野菜」で全会一致となりました。 岡田さんは「妙高山麓の大洞原をはじめ、地元で栽培される夏野菜は気温の寒暖の差によってみずみずしく、味の濃いものが収穫されます。今回はその鮮度が高く味わい深い夏野菜を伝統料理の一品として朝ごはんで感じていただこうと、会議に参加した全員の想いがはやい時期にひとつにまとまったんです」と、嬉しそうに話してくれました。「妙高夏の伝統料理」「夏野菜」のキーワードから導き出された答え。それは「新鮮夏野菜のふりかけ『やたら』」でした。

「やたらめったら」和えられ、美味しいから「やたら」?

シンプルなレシピだけに、素材の良さが問われます。

「やたらめったら」という言葉が語源とも言われる妙高夏の伝統料理は、その名の通り、数多くの野菜を刻み和えたもの。基本的なレシピとしては、味わいの方向性を決める大根の味噌漬け、舌が痺れるほどの辛さを持ち、北信州で多く栽培されるぼたんこしょう(青唐辛子の一種)、そして爽やかな風味のミョウガの三種で構成。「うちの宿では他に大葉、ナス、キュウリ等を和えますが、各家庭に伝わる伝統料理なので、いろいろな野菜と組み合わせたり、味付けされたりしていると思われます」と岡田さん。しかし、それだけ親しまれている料理ならば、もっと知名度が高くても良いのではないかと質問したところ、「他に妙高ならではのひと手間があり、いわば門外不出の料理だったんです」と、非常に気になる言葉をポロリ。

もてなす側のこだわりが生んだ門外不出

門外不出、幻の夏の郷土料理が食卓に彩りと刺激を飾る 妙高・新鮮夏野菜のふりかけ「やたら」

最高の幻を爽やかな妙高の夏とともに楽しんでください

「妙高ならではの『やたら』の味わいは、鮮度の高い夏野菜を短時間のうちに刻み和えることで生み出される、鮮やかな彩りと刺激的な辛さと旨味。つまり、作り置きできない手間のかかる美味しさなのです。 それだけに、今まで宿ではあまり提供されてこなかった幻の郷土料理と言っても良いでしょう」。今回この一品を選んだことに、参加旅館の心意気を感じずにはいられません。 最後に「『やたら』をお土産にすることは考えていませんか?」との意地悪な質問にキッパリと「無理です。鮮度が命ですから!(笑)」の応えが。ごもっともです。節電が叫ばれる夏、爽やかな妙高に出掛け、避暑と幻の郷土料理を楽しむことにいたしましょう。

妙高高原温泉郷朝ごはん 対象旅館