にいがた朝ごはん

岩室の歴史と背景が生んだ、海の風薫る濃厚冷や奴 岩室産青大豆豆腐・岩室で獲れたハタハタから作られた魚醤油を使用したオリジナル醤油タレ

岩室らしさを伝えるため、綿密な調査を敢行

足で探したメニューのヒントは、減反と漁業から

「岩室の良さをしっかりと伝えるためには、まず自分が岩室のことを知らなければなりません。そのために、この朝ごはんプロジェクトをきっかけに、地元の食文化を掘り起こすためのヒアリングも始めました」とは、岩室エリアのプロジェクトリーダーで、岩室温泉開湯300年記念祭実行委員会の会長でもある石添さん。せっかくなら付け焼き刃でない地域に根ざした食文化をベースにメニューをつくりたいと、時間を割いては世代を問わず地元の方々にメニューのヒントになりそうなものを聞きまわったといいます。「そこで今回得られたのが、『青大豆豆腐』と『ハタハタの魚醤油を使ったオリジナルタレ』。夏の岩室の自信作です」。

華麗なる敗者復活? いいえ、満を持して採用された食材です

県内屈指の大豆生産地だったからこそ生まれた、こだわり大豆とお豆腐

春のメニュー検討の際にも候補に挙がっていたという「青大豆豆腐」。その時は名前からしてインパクトのある「越後もち豚」の前に惜しくも外れていた一品です。それが今回敗者復活(?)的に採用となりました。その経緯を石添さんはニコニコと話してくれました。「やはり、インパクトとして『豆腐』はどうなんだろうと思いました。しかし、"岩室の食文化"を掘り起こすヒアリングの際、製造元である平野屋豆腐さんの話しを聞くにつれ、今回はこれしかないなと確信していったのです。例えば原料となる大豆の栽培。減反政策からはじまったものらしいのですが、一時期は県内においても有数の生産量を誇ったそうで、岩室とはゆかりのある食材です。今は地元の鈴木さんがこだわってつくる大粒のエンレイのみを使用しています。また、製造方法も唸ってしまいました。なんと、『青大豆豆腐』は交じり気の無い美味しさが信条なので、その日の朝一番(作業で使う器具が一番綺麗な状態)にしか作業をしないそうです。これを聞いただけでも、是非皆さんにご紹介しなければという気持ちになりましたよ」。

海の恵みを有り難く活かした特産品

朝ごはんプロジェクトだけでいただける岩室産ハタハタの魚醤油

濃厚な味わいの「青大豆豆腐」はそのままでも十分に美味しく頂けますが、より味わい深い風味を与えるアクセントとして選ばれたのが「ハタハタの魚醤油」です。「あまり知られていないのですが、岩室の漁港にはハタハタも多く揚がります。しかし、小型のものは雑魚として捨てられる運命にありました。もったいないですよね。そこで、2年ほど前から小型ハタハタの有効利用を地元商工会の事業としてスタートさせたのです。その成果が今回の『ハタハタの魚醤油』です。現在はまだ市場に出回っていませんので、朝ごはんを食べていただく方にしか味わって頂けない希少性の高い醤油です」。「ハタハタの魚醤油」といえば秋田のしょっつるが有名ですが、「それよりも繊細な味わいが特徴で、宿ごとにアレンジしたオリジナルタレで仕上げています」と言われれば、是非その舌で確かめてみたくなるというものです。

二つの食材で岩室を知る

岩室の歴史と背景が生んだ、海の風薫る濃厚冷や奴 岩室産青大豆豆腐・岩室で獲れたハタハタから作られた魚醤油を使用したオリジナル醤油タレ

これからも食文化の発掘と紹介をしていきます!

いずれも岩室の海と大地の恵みで育まれた食材といえば簡単ですが、美味しい豆腐と醤油になるまでには、岩室の歴史と多くの方々のご苦労が垣間見えます。「『青大豆豆腐』はその昔、子供たちがおやつのアイスクリーム代わりとして食べられていたほどの滑らかさや美味しさ、栄養が詰まった岩室の伝統食ですし、歴史は浅いですが、『ハタハタの魚醤油』も多くの試行錯誤から出来上がった誇れる一品です。是非岩室の食文化にふれて、お腹イッパイになってほしいですね」。石添さんは、これからも地元の恵みをこの機会を通して大勢の方々に楽しんでいただこうと、今日も地元の方々と膝を交えてのコミュニケーションを続けています。乞うご期待。

からし巻はコシヒカリとの相性は抜群です!!皆様のお越しをお待ちしております!!