にいがた朝ごはん

総面積の87,5%が山や川などの大自然だというえちごせきかわ。それだけに、春の訪れは地域の人々にとって大きな喜びであるとともに、料理人にとっても「腕の鳴る季節」なのだとか。「自然がもたらしてくれるありがたい恵みをどうやったら美味しく提供できるかと考えただけでもワクワクします」と、若旦那の小山さん。さっそく気心の知れている宿や周辺の関係者とともに、春のせきかわ朝ごはんの検討に入りました。「新しく仲間入りした方々には趣旨の説明が大変でしたが、一度理解していただければその後は順調そのもので全面協力。だから楽しくてしかたないですね」。もてなす側が楽しみながらつくる朝ごはんですから、「間違いない!」ものが出来ることは必至です。

せきかわの朝ごはん、というより、食のこと全般に対して頼もしい味方となってくれるのは、岩船産コシヒカリや豆腐、朝日豚(エサにはコシヒカリも入るというグルメだそうです)など多方面において精通する地元の生産加工業者、山口ファームと、地元のおかあさん方で構成された、食の研究と道の駅などに卸す商品の企画や生産に尽力されている関川村生活改善研究会。前回の同プロジェクトでは、年季の入った多くの助言をプロジェクトスタッフに与え、メニューづくりの礎を築いてくれました。もちろん今回も「春」をテーマに意見交換。前回の反省や課題に対して助言をもらうだけでなく、スタッフからも積極的な意見が出され、メニューのコンセプトが固まっていきました。関川に来なきゃ味わえない、田舎くさいけど温まる朝ごはん、「えちごせきかわ春まんま」が、いよいよ始動します。

選ばれた共通メニューは「ふきのとう味噌」「せきかわ汁」「あねさ漬け」の三品です。「ふきのとう味噌」は鮮度を何よりも重視し、土産では手に入れることの出来ないほど繊細なもの。エメラルドグリーン調の彩りで大豆の味わいも濃厚、いつまでも余韻にひたれるせきかわ豆腐と山菜がふんだんに入ったせきかわ汁は、昔話のおばあちゃんがつくるような温もり。そして5〜6種類もの旬の野菜を味噌で漬け込んだあねさ漬け。どれも地元自慢の食材を使うだけでなく、おかあさん方と料理人が受け継いできた宿毎の味わいに満ちあふれています。「そのなかでも、最近人気急上昇中はあねさ(おかあさんという意味)漬けでしょうか。昨今の健康志向の味付けから考えるととてもしょっぱくて、ビックリされる方もいらっしゃいますが、それが癖になるようで(笑)。まさに関川ならではの味覚としてお土産でも好評なんですよ」と小山さんは教えてくれました。

※ 時期・仕入れ等の関係により、全てのメニューが提供できない場合もあります。詳細は各宿へお問い合わせ下さい。

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安心・安全で美味しい関川の旬が詰まった朝ごはんは、地域での連携と伝統が融合してますます魅力的なものへと深化しつづけています。また、食に対しての取り組みとして、新たな企画も検討中です。「5月にはワラビ採りが出来るプランも登場する予定です。朝ごはんに出てくる食材が山の中でどのように育っているのかを目にして自らの手で採ることで、より食に対してやえちごせきかわの自然に興味を持っていただけるのではと考えています。そういえば、えちごせきかわ温泉郷は五つもの泉質があることをご存じですか? こじんまりした温泉郷ですが自然の恵みが満載で、プロジェクトの良好な連携のように、村人も朗らかです。自分のペースでゆっくりと楽しめるえちごせきかわへ是非お越しください」いつもニコニコの小山さんが、春の喜びを表情で表してくれました。

郷土料理を通して関川の魅力を伝えたい!皆様のお越しをお待ちしております!