にいがた朝ごはん

弥彦が華やぐ季節の彩りを朝ごはんに 枝豆の打ち豆と菊の和え物

秋の弥彦らしさを食で伝えたい

一大イベントが大きなヒントに

いつも三世代(!)に渡る参加者でアットホームなメニュー検討会議が行われる弥彦温泉では、今回も弥彦らしさをどのように食で表現するかで大賑わい。過去のメニューを見直しつつ、新しいおもてなしを女将たちのお子さんも一緒に考えます。季節は秋。そういえば、一年の中で弥彦が最も賑わう一大イベントがあるではありませんか。また、新潟の食文化にはそのイベントに相応しい・・・というか、そのもの(種類は異なりますが)を食べる習慣もあります。是非とも秋の弥彦を見て食べて楽しんでいただきたい。全員一致でメインの食材が決定しました。それは「菊」です。ビックリされた方もいらっしゃるのでは?

全国屈指の菊まつりで賑わう秋

秋の弥彦のシンボルを食卓へ

毎年11月1日から24日まで、越後一宮彌彦神社の境内で開催される弥彦菊まつりは、県内外の菊作り愛好家が丹誠込めて育てた作品約四千鉢が出品される全国屈指の菊まつり。期間中は臨時列車が運行され、紅葉や七五三詣の時期とも重なることから、全国から大勢の参拝客が訪れます。それゆえ、弥彦といえば「菊」というイメージも定着しています。今回の朝ごはんは、秋の弥彦の彩りを食卓に運び、味わっていただこうというコンセプト。「もっと目立つ食材にしたほうが良いのではないかとの声もありましたが、秋の弥彦らしさにこだわってみました。そして、菊の彩りに添えるもう一つの食材として、新潟の郷土食の一つ『打ち豆』を選び、より深い味わいを目指しました」とは、プロジェクトを引っ張る神田さん。その後いくつもの試作が行われ、今回のメニュー、「菊のおひたしと打ち豆(枝豆)の和えもの」が完成しました。

二つの珍しい郷土食をご存じですか?

観賞用とは異なり、やわらかくほんのり甘い食用菊

日本人にはなじみ深い花である菊ですが、新潟では昔からカキノモト等の食用菊をおひたしや酢の物、胡麻和え等で食する習慣があります。この食文化は新潟以外、日本海側の東北地方でもみることが出来、今回のメニューを提供する宿のなかには、香りの良い菊のガクの部分を使うところもあるそうです。一見、彩りだけが注目されますが、実は解毒や整腸等、アンチエイジング効果に優れる食品として、再注目されてきています。

豪雪地帯で作られる保存食の打ち豆

新潟と北陸地方でみられる大豆の保存食です。並べた大豆を木槌等でたたき、平たく潰したものを乾燥させます。主に茹でて柔らかくしたものをお浸しや味噌汁、炒めものに入れますが、昔から雪深い地域では貴重なタンパク源とされてきました。今回のメニューでは、本来大豆でつくるところを、「枝豆」の頃のタイミングで収穫してつくった枝豆の打ち豆。大豆のものとは一味違う、若さと甘みに溢れた味わいは、枝豆の産地、弥彦ならではの伝統食です。

弥彦の秋を「シンボル」で満喫してください

弥彦が華やぐ季節の彩りを朝ごはんに 枝豆の打ち豆と菊の和え物

朝ごはんの後は活気ある弥彦周辺の散策へ

「彌彦神社にもみじ谷、ロープウェイで登る東京スカイツリーと同じ高さの弥彦山。アクティブに楽しめるよう、しっかり朝ごはんを食べていただきたいですね。私たちも味わいだけでなく、彩りも楽しんでいただけるよう一手間かけてご用意させていただきます」と神田さん。そういえば、菊の彩りを残すにもノウハウがあるそうで、そこは厨房の腕の見せどころなのだとか。パッと鮮やかな朝ごはんがいただける弥彦の秋に期待しましょう。

弥彦の菊まつりと一緒に朝ごはんを食べに来て下さい!

弥彦温泉朝ごはん 対象旅館