岩室温泉/朝ごはん 岩室産青大豆豆腐

岩室産青大豆豆腐

300年の歴史を誇る、新潟の奥座敷

昨年、開湯300年を迎えた岩室温泉は、正徳三年(1713年)、白髪の老翁が庄屋高島庄左衛門の夢枕に立ち、そのお告げ通りにこの地を探すと、一羽の傷ついた雁が泉流に浴して怪我を癒していたことから源泉を発見したという言い伝えに由来して、別名「霊雁の湯」とも呼ばれています。一方で、温泉地としての営業がおおやけに認められたのが正徳三年であったという記録もあります。江戸時代には、湯治場としてはもちろん、幕府への佐渡の金輸送の大動脈でもあった北国街道の歓楽街として繁栄したという記録が多く残されています。新潟市中心部からの利便性に優れていながら、豊かな自然と温泉地としての情緒も感じられる岩室温泉は、県内外問わず多くのお客様に愛されています。

地域に根ざした食文化をベースにしたメニュー開発を

岩室エリアのプロジェクトリーダーでもあり、岩室温泉開湯三百年祭実行委員会の会長でもある石添さんはこう語ります。「岩室の良さをしっかりと伝えるためには、まず自分が岩室のことを知らなければなりません。そのために、この朝ごはんプロジェクトをきっかけに、地元の食文化を掘り起こすためのヒアリングも始めました」。せっかくなら「付け焼き刃でない地域に根ざした食文化をベースにメニューをつくりたい」と、時間を割いては世代を問わず地元の方々にメニューのヒントになりそうなものを聞きまわったといいます。そこで今回得られたのが「青大豆豆腐」でした。夏の岩室の自信作です。

「青大豆豆腐」いよいよ満を持しての登場です!

"岩室の食文化"を掘り起こすヒアリングの際、製造元である平野屋豆腐さんの話しを聞くにつれ「今回はこれしかない!」と確信していったそうです。実は原料となる大豆の栽培。減反政策からはじまったものらしいのですが、一時期は県内においても有数の生産量を誇ったそうで、岩室とはゆかりのある食材です。今は地元の鈴木さんがこだわってつくる大粒のエンレイのみを使用しています。また、製造方法も唸ってしまいました。なんと、「青大豆豆腐」は交じり気の無い美味しさが信条なので、その日の朝一番(作業で使う器具が一番綺麗な状態)にしか作業をしないそうです。
岩室の大地の恵みで育まれた食材といえば簡単ですが、美味しい豆腐になるまでには岩室の歴史と多くの方々のご苦労が垣間見えます。「『青大豆豆腐』はその昔、子どもたちがおやつのアイスクリーム代わりとして食べられていたほどの滑らかさや美味しさ、栄養が詰まった岩室の伝統食です。ぜひ岩室の食文化にふれて、お腹イッパイになってほしいですね」。石添さんは、これからも地元の恵みをこの機会を通して大勢の方々に楽しんでいただこうと、今日も地元の方々と膝を交えてのコミュニケーションを続けています。乞うご期待。

岩室温泉・朝ごはん「岩室産青大豆豆腐」が召し上がれる宿

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