長岡市は、北前船と醸造文化の歴史に彩られた地域です。
三国街道や北国街道の人々の往来に加え、豊かな自然が育む食材も豊富であったことから、
江戸時代には「越後の食い倒れ」と呼ばれるほど豊かな食文化が華開いていたとか。
その流れを現代に受け継いでいるのが、「醸造のまち」と呼ばれる摂田屋(せったや)地区。
味噌や醤油、日本酒を醸造する蔵元が多数あり、事前に予約をすれば見学できるところもあります。
古い建物が多く残され、まるでタイムスリップしたような街並みは、のんびり散策におすすめ。
ぶらりと歩けば、あちこちから材料を煮るほんのり甘い香りが漂ってきます。
雪室熟成黄金豚
塩麹ロースト
(ゆきむろじゅくせいこがねぶたしおこうじろーすと)
雪室熟成黄金豚
(ゆきむろじゅくせいこがねぶた)
新潟県産ブランドポーク「越乃黄金豚」を花とほたる湯のさと 雪国ならではの貯蔵室「雪室」で熟成し、摂田屋の塩麹で漬け込み甘みと旨味を引き出しました。長岡野菜と摂田屋のお醤油を使い季節に合わせてお料理をお出ししています。
長岡産コシヒカリの窯炊きごはんとごはんのお友 桜めし
大根の味噌漬
大根の味噌漬をみじん切にし、ご飯にまぶしたものを桜の花に例えて桜めしと呼んでおり、司馬遼太郎の小説「峠」の主人公河合継之助の好物の一つでした。優雅なネーミングと質素なメニューのギャップには幕末武士の質素剛健(質実剛健)の精神が秘められている様な気がします。発酵醸造の長岡を代表する柳醸造による長岡武士の好んだ味をお召し上がりください。
地元で200年続く
土垂芋の揚げ出し
地元の里芋、土垂芋(どだれいも)
約200年前から大切に引き継がれている地元の里芋を、丁寧にすり潰し形どった蒸し料理です。弱めの餡を掛けることにより、料理全体がやさしく仕上がり、ふんわりとした触感を楽しめることができます。