柏崎観光宿泊業組合地区/朝ごはん

行商で栄えたまちに伝わる伝統珍味

柏崎市は、三階節で名高い霊峰米山をはじめ、黒姫山、八石山、西山連峰を有し、日本海に面した42kmの長い海岸線を持つ風光明媚なまちです。古くから北国街道の宿場町、北前船の寄港地などとして栄え、その交通の利便性から行商が盛んに行なわれていたという歴史的側面もあり、自然の景観はもちろん、伝統や文化に触れる楽しみもあります。
そんな柏崎の春の朝ごはんは、全国的にも珍しい伝統珍味、魚卵の塩辛です。伝統の味を守り続ける地元の老舗「珍味の田塚屋」さんが作る魚卵の塩辛は、真だらの子を明治時代から受け継がれる木桶に約一年間塩漬けし、発酵・熟成させたもの。塩辛本来の味わいに、熟成によるまろやかさが加わり、フッと鼻を抜ける塩の香りがたまりません。

地元で揚がったタコで彩りを添えます

魚卵塩辛だけでももちろん美味しいのですが、朝ごはんでは、日本海に面した柏崎ならではの素材を加えます。県内でも屈指の良好な漁場に恵まれた柏崎近海は、県内トップクラスの水揚げ量を誇る鯛をはじめ、さまざまな旬の魚が揚がります。そこで、その中から魚卵塩辛との相性が良く、それでいて意外性もあるタコをチョイス。塩辛というと一般的にはイカのイメージが強いですが、タコはほど良い歯ごたえが楽しめ、風味とともに相性も抜群。彩りも良く、柏崎の春の海を感じる料理に仕上がっています。

春の花を愛で、初夏の風情を感じる

美しい海岸線と連なる山々。自然の景観に恵まれた柏崎市は、同時にこの地の歴史や文化も楽しめる文化的施設も豊富に点在しています。春は新潟県の草花にも指定されている雪割草や桜などの花々を愛でるのも一興。高柳町荻ノ島では、かやぶき屋根の民家が田んぼを中心に環状に点在する、全国でも珍しい集落を見ることができます。日本人が抱く「ふるさと」のイメージそのままのノスタルジックな風景は、一見の価値あり。かやぶきの民家では、田舎体験も楽しめます。
また、毎年6月14日~16日までの3日間には、200有余年の歴史を持つ「えんま市」が開催。閻魔堂(えんまどう)のある本町通りを中心に、全国各地から集まった500軒以上の露店が数キロメートルに渡って立ち並び、期間中は20万人を超える人出で賑わいます。こちらもなかなかお目にかかることのできない圧巻の風景です。

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